もうすぐ、ストーンズのベスト盤が出るわけだけれど、やっぱりたくさん曲が入ってる方がいいなあと思うが、80曲入ってるスーパー・デラックス・エディションは15000円もするので、高すぎて手が出ない。
そうなると、3枚組のデラックス・エディションか?という事になるのだけれど、これも5000円するしなあ...と思って調べてみたら、一番安いやつも3枚組じゃん。安いから2枚組かと思ってた。でも、なんだか知ってる曲ばかりなのがネックなんだけど...安いから買おうかな。
そんな風にストーンズへ思いを馳せながら、手持ちのCDを聴いて我慢する。今日は73年発表の『山羊の頭のスープ』。
1曲目は、ジャケットの雰囲気そのままの、おどろおどろしい「ダンシング・ウィズ・ミスターD」。沸々と何かが煮込まれているような感じがグッド。
「100年前」のダラけた感じから、徐々に盛り上がっていく所が大好き。アウトロでリズムが速くなってのギターは興奮するね。
「ドゥー・ドゥー・ドゥー」は、このアルバムの中で一番好き。ギターとコーラスの絡みなど、これも妖しい雰囲気が出てていいんだな。
「悲しみのアンジー」は、初めて聴いた時は感動したなあ。今では安定感さえ感じるバラードだね。
前半だけで、このクオリティは凄い。
後半になると、ちょっと落ち着いた雰囲気になる。「ウィンター」はピアノとストリングスが印象的なバラードで、続く「全てが音楽」もバラード。こちらはギターやフルートの音が耳に残る。どちらも「アンジー」とは違った趣がある。
ラストは「スター・スター」。最後にきてロックンロール全開。サビがとってもキャッチー。これも大好きな曲なんだけど、意外とあっさり目のアレンジなんだよね。もっと攻撃的なアレンジだったら、さらに名曲になってたかもしれないのに、と思う。
久し振りに何回か聴いてみたけど、前に聴いた時より印象が良かった。前は、何曲かいい曲があるかなという程度だったけど、今は、統一感も感じるし、すごいいいアルバムなんじゃないかと思えてきた。