13年リリースの2ndアルバム。
きゃりーのシングルはどれも3万枚くらいしか売れてなくて、TVでの露出の割には売れてないんだなあと思ってたんだけど、このアルバムは初動12万枚以上売れたらしくて。
売れたのはいい事なんだけど、実は今年出たシングルはどれもイマイチだなあと思ってたので、あまりアルバムにも期待が持てないまま購入したのだった。
1曲目「なんだこれくしょん」。いきなり和太鼓!中田ヤスタカが音頭を作ったとは意表をくらった。後半はマーチの様になるけど。1分にも満たない小品。
2曲目「にんじゃりばんばん」。刀のぶつかる音や手裏剣らしき音などが聴こえるのが楽しい。
3曲目「キミに100パーセント」。『クレヨンしんちゃん』のテーマ曲という事で、子供にも受ける様に、アクがなく可愛らしく、親しみやすい感じになってると思う。ワクワクするというかウズウズするというか。
4曲目「Super Scooter Happy」。capsuleのカヴァー。原曲を知らないのでなんとも言えないけど、こしじまとしこのキャラよりもきゃりーの方が合ってるような気はした。可愛くはあるけど、ちょっと軽いかな?
5曲目「インベーダーインベーダー」。この曲嫌い(笑)。サビがどうもね...「♪目からビーム」の所はちょっといいかなとは思えるけど。
6曲目「み」。なんか野球の応援歌みたいな感じのメロディ。
7曲目「ファッションモンスター」。きゃりーの【お洒落で可愛い】というイメージを体現した曲。サビの「♪このせまいこころの檻も」という所がスリリング。
8曲目「さいごのアイスクリーム」。とっておいたアイスクリームを誰が食べたんだという怒りの歌。
9曲目「のりことのりお」。これもふざけた感じの歌だなあ。一度聴いたら忘れられないメロディ...なんだけど、それがいいメロディならいいけど、どうにも苦手なメロディ。
10曲目「ふりそでーしょん」。「♪はたち」を連呼する慌ただしいメロディだけど、「♪ふりそでーしょん」の所は切なくキュンとさせられる。
11曲目「くらくら」。何かをちゅーちゅー吸ってくらくらする歌...これも一度聴いただけで頭から離れないメロディなんだけど、それがいいってわけではない。かえってマイナス。
12曲目「おとななこども」。大人でもあり子供でもある感じがちょうどいいと。ダンサブルな感じ。そういやこのアルバムにはバラードがなかったな。
実にガッカリしたアルバム。
期待が持てなかったのがそのまんま...嫌な予感が的中してしまった。
シングルやCMソングなど既に知ってた曲が多く、それらは全部イマイチだったので、初めて聴くアルバム曲に期待したんだけど...それらもみんなパッとせず。素直に好きと思える曲がみつからなかった。
中田ヤスタカにここまで失望させられたのは初めてだ。
「音頭」「忍者」「インベーダー」「モンスター」「振袖」など、テーマははっきりしているものの、どれもキワモノ感ばかりが強くて、素直にいい曲だと思えるものが少なかった。きゃりーのキャラ作りにばかり意識が集中してしまっていて、いいメロディやいいサウンドを作ろうと言う意識が薄くなってるような印象。
昨年の1stアルバムが素晴らしかったので、きゃりーにはついて行こうと決めたから、今回のアルバムを買ったわけだけど、今後はどうしようか非常に迷わされる結果となってしまった。
きゃりーの歌のタイトルって、漢字を使わないんだね。今頃気付いた。