17年リリースの3rdアルバム。
ノエルのNEWアルバムが出るとなれば、買わないわけにはいかないわけで。
リアムが一足先に素晴らしいアルバムを発表したばかりとあって、弟に負けてられないぞ、と。
だけど、リリースに先駆けて公開された、いくつかの曲を試聴してみると、なんだか嫌な予感。
まったく期待が持てなくなってしまいました。
それでも、雑誌やネットのいくつかの記事では、絶賛してる声もあったので、そこに望みを託しました。
買わない、という選択肢はなかったわけですから。
だけど、聴いてみて、やはり悪い予感が的中。
まったく良いと思えない...。
今までのオアシスやノエルの音楽と違いすぎる。
こういうのが今の流行のUKロックの音なのでしょうか?
今までと同じような音ではなく、最先端の新しい音を追い求めるチャレンジ精神は素晴らしいとは思います。
が、僕がノエルに求めているのは、こういう音楽じゃありません。
僕の好みとあまりにかけ離れているなあと。
なんでも、今回は最先端(?)のプロデューサーを迎え、曲を作ってからレコーディングに入るのではなく、プロデューサーとの協議のもと、レコーディングしながら曲作りをしたとの事。
となると、やはり、このプロデューサーと僕の相性が悪いのでしょうか。
メロディも、ノエルらしい、どこか懐かしい様な、つい口ずさみたくなるようなキャッチーさもありません。
新しいサウンドを追い求めるあまりに、メロディ・メイカーとしての才能が発揮できてない様に思われます。
ノエルの音楽を聴いてる気がしませんでした。誰か別のアーティストの曲を聴いてるような感覚。
我慢して3回は聴きましたが、一向に好きになれそうな気がしません。
これ以上聴きたくない、と思ってしまいました。
次にノエルが来日公演をする時は、絶対観に行こうと思っていたのですが、このNEWアルバムの曲が中心に組まれたライヴは、とても観たいとは思えません。
来日公演は、スルーですね。
もちろん、音楽との出会いは、聴くタイミングなどにもよるので、初めは良いとは思えなかったものでも、時間がたって改めて聴いてみたら、印象が変わったりとか、聴き続ける事によって、馴染んで好きになる場合も多々あります。
ですから、このNEWアルバムも、いつかそんなミラクルが起こる事も僅かながら期待しています。
だけど、今聴きたいのは、こういう音楽じゃない。
というわけで、これはそっとCDの棚にしばらく封印したいと思います。
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