E.L.O.のサウンドを日本で甦らせたのは、奥田民生のPuffyだというのはあまりにも有名だけれど、僕としてはもう一人、永井ルイをあげたい。
彼がアレンジを担当したタンポポの「王子様と雪の夜」は、ジェフ・リンが好きな人なら是非とも聴いていただきたい一曲。
イントロからしてE.L.O.の「コンフュージョン」だし、ところどころ登場するスライド・ギターは、ジョージ・ハリスンの曲の様。この曲、ジェフがプロデュースしたと言われても納得してしまうだろう。
当時、タンポポはメンバーを替え、2期メンバーとなり、それまでのハーモニー主体のセクシー・ユニットから、よりポップなガールズ・グループに変貌を遂げた。テーマを「ブリティッシュ」とし、永井さんがアレンジした「乙女パスタに感動」「王子様と雪の夜」「I&YOU&I&YOU&I」は、どれもUKポップのエッセンスが散りばめられた名曲。この路線で1枚アルバムが作られてたらなあ、と、つくづく思う。名盤になったろうに。
これらの曲はベスト盤『All of タンポポ』に収められてて、Amazonなら1000円台で買える。僕はシングル盤を持ってるので、ベスト盤はいらないかなあと長らく思ってたのだが、去年、新品で600円で売ってたので買ってしまった。
つんく♂絶頂期の作詞・作曲、イキのいい編曲家陣。この頃のハロプロは面白かったなあ。
そして。永井さんは今年、SUPER☆GiRLSの「星屑ラブソング」でまたE.L.O.サウンドを復活させた。こちらも必聴。イントロからして「ザナドゥ」だね。
甘酸っぱくて、一聴して気に入った。YouTubeで聴くだけでは飽き足らず、iTunes Storeで購入してしまった。いいと感じたものにはお金を払わないとね。こんないい曲がシングルのカップリングだなんてもったいない!
う、ヤバい。ちょー好き!!