1曲目「Break On Through」。まずはカッコ良く、何かをぶち破るように幕が開けるオープニング・ナンバーに心を奪われる。まさしくブレイクしてる。初めて聴いた時からお気に入りで、この1曲だけでも買って良かったと思ったのを憶えている。
2曲目「Soul Kitchen」。2分16秒あたりからの間奏がガツンと爆発してて圧倒される。これはリミックス効果か。
3曲目「The Crystal Ship」。スローで非常に美しいメロディにうっとりする。間奏のピアノが素晴らしいなあ。
4曲目「Twentieth Century Fox」。ドアーズにはベーシストがいない事で有名だけど、この曲はベース音がいい感じで響いている。
5曲目「Alabama Song」。スカのリズムが小気味いい。そしてオルガンのフレーズに導かれ、ゆったりとしたサビへ。
6曲目「Light My Fire」。この曲はレコード会社の意向でピッチやテンポが変えられた形で発表されていて、今回のリミックス盤でようやく本来のサウンドが陽の目を見た...という事で、どれほど違うのかとワクワクしてたんだけど...うーん、僕には違いがわからないなあ。言われてみれば、ちょっとだけテンポが速い気がしないでもないけど...言われなきゃわからないというか、言われてもわからないというか。それにしてもこの曲、大ヒットしたシングルだから、コンパクトなポップ・ソングというイメージもあるのだけど、実は7分にも及ぶから大作と言えるんだよね。たしかに、いつまで続くんだ?と思わせる間奏とか。わかりやすいメロディに難解な間奏がカッコいい。
7曲目「Back Door Man」。これはブルース寄りだなあ。僕はブルース苦手だから...。
9曲目「End Of The Night」。ギターがおどろおどろしいフレーズを弾いていて、曲を妖しいものにしている。
10曲目「Take It As It Comes」。このアルバムで一番好きなのは実はこの曲なんだ。メロディアスなAメロから、一気に爆発するようなサビへの展開がカッコいい。この曲が好きという人、あまり見かけた事ないんだけど、隠れた名曲だと思う。
11曲目「The End」。12分近い大作で、良くも悪くもドアーズを代表する曲となってる。どろどろとした演奏、ジム・モリソンの静から動へのヴォーカル。これがドアーズの特徴というか、すごい曲なんだろうけど、僕は長い曲は苦手だから、どうにも飽きちゃうというか、集中して聴くのはちょっとしんどいね。