オリジナルは06年4月からのTeamAの2nd公演曲。
僕が聴いたのは07年10月からのTeamBの2nd公演曲のアルバム。
13年になって初めてCD音源リリース。
2曲目「嘆きのフィギュア」。フィギュア、アンドロイドなど、近未来ながらもどこか冷たく寂しい感じがする曲。誰にも相手にされない哀しみ。それをファンが愛しく思う構図。
3曲目「涙の湘南」。タイトルからの想像通り、ギラギラの太陽で、美空ひばりがGSをバックに歌ってたような昭和歌謡。AKBにはこのイメージの曲多いね。
4曲目「会いたかった」。好き嫌いは別として、アイドルの曲としては超王道だよね。AKB初期の代表曲だけど、実は僕、TVで聴いてただけで、CD音源は聴いた事なかったんだ。フルコーラスで聴いたのは初めて。でも、シングル・ヴァージョンともTeamAヴァージョンとも違うんだろうね。やっぱり歌声が違ってて、ちょっと違和感。
5曲目「渚のCHERRY」。イントロから海の音が聴こえてきて、これも夏の歌か。明るく可愛くキュートで、これも王道。それにしても歌声が幼いなあ。
6曲目「ガラスのI LOVE YOU」。タイトルから想像して、クールでカッコいいのかと思ったら、可愛くポップな曲だったので面食らった。「♪気持ちが伝わるかなかな」...かなかなって所が印象的。
8曲目「背中から抱きしめて」。Aメロは明るいんだけど、サビはキャッチーに切なさもこめる所がポイント。
9曲目「リオの革命」。リオと言う通り、カーニヴァルを連想させる雰囲気はある。サビの「♪I need you」の絞り出すような感じが胸に迫ってきていい。
10曲目「JESUS」。この曲はダンスが激しそう。サビの「♪助けてJESUS」が切実な感じがしていい。盛り上がりそうだね。
11曲目「だけど...」。この曲はバラードだけど、このアルバムで一番好きかもしれない。サビ前の「♪だけど」で空気が変わる感じがするのがいい。いなくなってしまう相手に気持ちを伝えられない歌詞も切ないね。
13曲目「未来の扉」。公演本編ラストはバラードか?と思いきや、非常に前向きな曲。
12曲目~15曲目「桜の花びらたち」「AKB48」「スカート、ひらり」と、終盤に何故かTeamAの1st公演の曲が。これは正直いらなかったな。
全体を通して、非常に明るい感じが伝わってくる。この明るいというのはアイドル・ソングの王道だしね、ひとつの正解かもしれない。
歌ってるTeamBもとても若々しい声で、明るく可愛いアイドルが好きな人にとってはたまらないアルバムなのかもしれない。
個人的には、ちょっと明るすぎて不満なんだけどね(笑)。まあ、これはこれでいいと思うし、嫌いじゃないけどさ。でも突出して好きな曲がなかったのが残念かな。そうなると印象が薄くなっちゃうし。
曲さえ聴ければ誰が歌っててもいいと思ってたので、なんとなくTeamBのヴァージョンをレンタルしてしまったのだけど、今思えば、やはりオリジナルのTeamAのヴァージョンを借りれば良かったと後悔。オリジナルに勝るものはないと思うし、前田敦子の声が好きだから、やっぱりTeamAの音源が聴きたかったなあと。
↑ 「だけど...」
これはTeamAの映像。この曲はバラードだけど、このアルバムで一番好きかもしれない。サビ前の「♪だけど」で空気が変わる感じがするのがいい。いなくなってしまう相手に気持ちを伝えられない歌詞も切ないね。