GEOで、このシングルのType-AとType-Kを借りようとしたら、店員に「これらは同一商品ですけどよろしいんですか?」と言われてしまった。
今のCDは同一タイトルでも複数種類リリースされている事を、この店員は知らないらしい。
「Typeが違うんですよ。入ってる曲が違うんです」と説明してしまった。
普段CDを買わない一般人なら、知らなくても仕方ないが、レンタルショップの店員がそういう事も知らないのはちょっと勉強不足かな。
さて。初披露から1ヶ月半、ようやくリリースされたシングル。
Type-A
1曲目「恋するフォーチュンクッキー」。
初めは地味な印象も、じわじわと良さが伝わってくる楽曲で、若い人にもだんだんと良さがわかってきた模様。初めは微妙と言ってた人も次第に神曲とか言いだし始めてる。特にこの曲はアレンジが素晴らしいのだが、TVやパソコンのお粗末スピーカーでは良さが十分に発揮されないので、イヤホンなどでじっくりと聴くのがいい。ブリブリ、クチャクチャと奏でるギター、圧倒的な存在感のホーンセクション、スリリングに迫りくるストリングス、意外に凝りまくったコーラス・ワーク。これらを聴き分けていくだけで楽しい。ビートルズの「I Am The Walrus」的な「フゥ~」というコーラスも圧巻。
この曲では特に大島優子のダンスに目を奪われる。ハードなダンスではないので、油断すると、手抜きと映ってしまうダンスをしているメンバーが少なくない中、大島優子のダンスは表現力豊かで、物凄い躍動感。JOYSOUNDのCMなんか観てるといつも思う。
それから、この曲を評する時にやたらと出てくるワードが「フィリーソウル」。正直、フィリーソウルって何ぞや?な僕だけど。楽しければそれでいい。
2曲目「愛の意味を考えてみた」。
アンダーガールズによるアップ・テンポのポップソング。Cメロ辺りの盛り上がりを聴くと、王道路線と捉えていいのだろうが、僕的にはハマるまでにはもう一息。
3曲目「今度こそエクスタシー」。
ネクストガールズによるマイナー歌謡のこれは文句なく好き。さすが井上ヨシマサ。特にBメロの「♪罠にかけたつもりだったのに」の件はやるせない感じが出ててたまらない。サビ前のアレンジはツイスト(世良公則)っぽくてウケる。
Type-K
3曲目「推定マーマレード」。
フューチャーガールズによるこの曲は、これからの女の子という事で、若さに溢れた可愛らしい曲。これまたアイドルとしては王道ポップスだ。と言うか、アイドルじゃなきゃ歌えない曲だね。このTypeまでレンタルするか迷ったけれど、朝長美桜につられて借りてしまった。
他にもType-Bがあって、そちらは篠田麻里子、板野友美の卒業ソングが収録されているのだけれど、どちらも僕の苦手なバラード。焦って借りる必要もないかなと思って見送った。