ご多分に漏れず、Negiccoの「アイドルばかり聴かないで」にハマッたくちで。いつかブログに書こうと思ってたのに忘れちゃってた。
ピチカート・ファイヴの小西康陽がプロデュースした楽曲は、サウンドがピチカートそのまんまでヴォーカルは脱力系。「♪ざんねーん」なんてフレーズにはときめかざるをえない。
「CDなんて普通の人はもう買わなくなった」という現実を突きつけられる歌詞にドキリとさせられたり。
別に、付き合ったりKISSがしたいと思ってアイドル・ソングを聴いてるわけではないんだよなあと反発もしたり。
そういったわけで新潟発のご当地アイドルにここまで唸らされるとはと、見事にハマッてたのだった。
だけど、こういうアイドルにずっぽりハマッてたらキリがないと思い、これ以上Negiccoに深入りしない方がいいのではと警戒。
夏にリリースされたアルバムもスルーして、目に触れないようにしてた。
そして、この秋NEWシングルがリリースされるという話も聞いてたけど、無視するようにしてた。極力避けてた。
でも、ryoさんに、今度のシングル「ときめきのヘッドライナー」が僕好みの曲であるとお薦めされて...。
こうハッキリと僕好みと念を押されては、チェックしないわけにはいかない。
早速、公式サイトにアクセスして試聴。
おや?しっとりと切ないバラード歌謡路線か?の導入部分。
その後、テンポがアップして...。
うわわぁぁ、ホントだ、僕好みだあ!!
もう、1度聴いただけで購入決定。ワクワクが止まらない。早く聴きたいとテンションが上がる。
iTunes Storeで即購入。
前半は「♪どうせあの娘の次に好きなんでしょう?」と切ないメロディで聴かせる。「♪弱虫の強がりを~」と早くも昇天して聴き所充分。こういうの、全盛期のつんく♂がハロプロで得意にしてたよなあ。
そしてガラッと雰囲気が変わり、「準備はいいか?」とリスナーに問いかける。松浦亜弥の「桃色片想い」の「行くよっ」を思い出した。今で言えばももクロの百田夏菜子の煽りを髣髴とさせる。ノイジーなギターのリフに導かれ、大興奮のサビへ。
このスピード感、爆発力。切なさ。そしてキュート。もう言う事なし。
「♪ときめきのヘッドライナー」の「ライナー」なんてすごく可愛い歌声。
「♪エヌ・イー・ジー・アイ・シー・シー・オー!」は思わず力こめて掛け声をかけちゃう。
このサビのスピード感は、佐野元春の「ヤングブラッズ」のようなカッコ良さ。
爆発力はモーニング娘。の「恋愛レボリューション21」のごとく。
インパクトはPerfumeを聴いた時のような。
間奏のピアノは、興奮を抑えられているかのごとく聴こえた後の、チア・ガールのような掛け声と共に「さあ、みんな、Negiccoと一緒に行っくよぅ!」と煽ってサビ。聴くものを飽きさせない展開。
そして「♪ラララララ」の清涼感と解放感!「ラララ」で大合唱ができるというのは名曲の証だね。
「♪約束の草原で君を待つ」だなんてヒーロー・ソングみたい。
大感動。
脱力系だった前シングルとまったく違った良さ。こういう面もあるのか。前シングルはいい曲だけどキワモノって感じだったけど、この曲を聴くと、Negiccoって、実は正統派アイドルなのかもと思わせられる。
それにしても、こんなB級アイドルに2曲続けて神曲が提供されるとは。どんだけスタッフの力があるんだよ。
Negiccoじゃなくて、もっと知名度のある人が歌えば大ヒットするだろうに...との思いもあるのだが、これはNegiccoだからいいのだと思うようにしよう。歌詞にも「Negicco」とあるしね。つまり彼女たちのために作られた曲なのだ。
もはや「ときめきのヘッドライナー」は「アイドルばかり聴かないで」を超えた。
もしかしたら今年のNo.1ソングかも。
こうなると、Negiccoの他の曲も気になる。やっぱり過去のアルバムはチェックすべきか?
もうしばらく興奮は収まらない。