08年リリースの映画のサントラでもあるライヴ盤。
ストーンズのライヴを観に行った直後、興奮冷めやらずに、マーティン・スコセッシ監督が撮った映画『Shine A Light』のDVDをレンタルしてきて観た。
まあ、カッコ良かったけど、音的には、なんだかバラバラな演奏をしていたという印象で、あまり良くなかった。だから、その映画のサントラ盤はあまり期待できないというか、聴かなくてもいいかなあ、なんて思ってた。
だけどね、やっぱりストーンズのライヴ盤だし、選曲もまあまあいいし、とりあえず聴いておくかという事でレンタルしてきた。
ジャケットのポーズもみんな決まっててカッコいいね。
Disc1
1曲目「Jumpin’ Jack Flash」。
2曲目「Shattered」。
3曲目「She Was Hot」。
4曲目「All Down The Line」。
冒頭からスピード・ナンバー4連発。いきなりエンジン全開で、こんなライヴを演られたら、いやがうえにもテンションは上がるだろう。
5曲目「Loving Cup」。
ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトとのデュエット。ゆったりした曲だけど、どことなく緊張感が。
6曲目「As Tears Go By」。
キースとロニーの2人が弾くアコギの音が美しいバラード。
7曲目「Some Girls」。
8曲目「Just My Imagination」。
9曲目「Faraway Eyes」。
アルバム『Some Girls』からの3曲を連発。何故このアルバムをフィーチャーしたんだろう。
10曲目「Champagne&Reefer」。
どブルース。バディ・ガイとのデュエットで、マディ・ウォータースのカヴァー。
14曲目「Connection」。
オリジナル・アルバムではミックが歌ってたけど、ここではキースがヴォーカル。キースお気に入りの曲なのかな。
Disc2
3曲目「Live With Me」。
ジャニス・ジョプリンみたいなこの曲を、クリスティーナ・アギレラとのデュエットで。このアルバムの中で一番気に入ったのがこの曲かな。とにかくパワフルでエネルギッシュ。文句なくカッコいい。
4曲目「Start Me Up」。
5曲目「Brown Sugar」。
6曲目「Satisfaction」。
定番曲の3連発。ストーンズのライヴと言ったらこれらの曲がないとね。
8曲目「Undercover Of The Night」。
日本盤のみのボーナス・トラック。ファンクなディスコ・チューンで、このノリをライヴで再現するのは難しそうだけど、「♪チュッチュッチュチュールッチュル...」のコーラスにはテンションが上がって、そこに被さるように入ってくるロニーのギター・ソロがカッコ良かった。
9曲目「Little T&A」。
キースのヴォーカル曲。ホーン・セクションの音が気分を盛り上げてくれて良かったかな。
10曲目「I’m Free」。
11曲目「Shine A Little」。
最後の2曲は爽やかささえ感じさせる曲。盛り上げて興奮させて終わるのではなく、フワッとした感じで終わる。こんなライヴの終わり方もありかも。名残惜しい感じ。
DVDを観た時は、音がバラバラに聴こえて、あまりいい演奏とは思えなかったけど、こうしてアルバムの音として聴いてみると、ちゃんとまとまってていい演奏だった。ライヴならではの躍動感、迫力もあって良かった。いい意味で裏切られた作品。