スパイダースにハマッた後、当然の様にかまやつひろしのソロ作品も集めた。
だけど、70年代後半のいくつかのアルバムはずっと廃盤状態で、手に入れる事はできなかった。でも、この時代は、大好きなシングル「サテン・ドレスのセブンティーン」や「青春どんづまり」を発表した時期であり、その頃のアルバムは是非聴いてみたいなあとずっと思ってたんだよね。
そしたら先日...2月中旬頃、『ミュージック・マガジン』を立ち読みしてたら、このBOXリリースの記事を偶然目にして。
ムッシュが70年代後半、トリオ・レコード在籍時に発表した『ムッシュ・ファースト・ライヴ』『ウォーク・アゲイン』『スタジオ・ムッシュ』『パイナップルの彼方へ』の4枚のアルバムを紙ジャケにしてまとめたBOXをリリースする、と。
まさしく、僕の聴きたかった時代のアルバムたちだ。
しかも4枚組で約4000円。安い。
これは買わねば...と思ってAmazonをチェックしたんだけど、その時点ではポイントが1%分しか付いてなくて。ポイントは多い時では10%分くらい付く時があるから、その時が来る事に賭けて待ってみよう、と。
そしたらあっという間に2月末のリリース日。でもポイントは増えないまま。
これ、限定盤との事だから、あまり悠長に構えていると手に入らなくなる恐れもある。
そして消費税増税の時期でもあった。このままポイントが増えないまま増税を迎えてしまったら、結局高く買う事になる。増税前に買ってしまうべきか...。
しかし、消費税が上がったとしても、ポイントが10%くらい付いてくれれば、そちらの方がお買い得になる。
やはり待ってみる事にした。
結局4月になり増税、そして品物も何度も品切れと入荷を繰り返しているのでハラハラして...無事手に入れる事ができるだろうか、と。
まあ、結果的に買えなくなっても仕方ないかな、なんて思っていた頃、4月下旬になって、とうとうポイントが10%分付いた。
やった!待ってみて正解!
早速購入。リリースから2ヶ月たっていた。
送られてきたBOXは、4枚組だというのに意外と薄くて良かった。大きすぎると収納に苦労するからね。
BOX自体は薄いけど、1枚1枚の紙ジャケは丈夫でしっかりした作りで関心。
アルバムごとにちゃんとライナー・ノーツ付き...と思ったんだけど、問題を発見。
『スタジオ・ムッシュ』の紙ジャケの中に入ってたのは『ムッシュ・ファースト・ライヴ』のライナー・ノーツだったのだ。明らかな入れ間違い。こんなミスがあるなんて...。
CD自体が間違ってたんだったら、Amazonに返品・交換という所なのだろうが、たかだか4枚のうち1枚のライナー・ノーツのために返品するのはちょっと抵抗がある。でも、ちゃんとしたライナー・ノーツも読みたいし、はたしてどうしようか。
このまま諦めるか、とも思ったんだけど、BOXにはレコード会社のホームページが記載してあったので、そこにアクセス、メールを送ってみる事にした。
すると、すぐさま返信があり、正しい『スタジオ・ムッシュ』のライナー・ノーツを送ってくれるという。しかも、間違ってたライナー・ノーツは返品せずに持ってていいとの事。
面倒な作業もせず、お金もかからず、すませる事ができた。
正しいライナー・ノーツは2日で送られてきた。
親切で素早い対応に感激した。
クリンク・レコード。いい会社だ。
そんなこんなもあったけど、無事に手に入れる事のできたBOX。手に取ってみるとズッシリと重厚感があり、買って良かったという気持ちが湧いてくる。とても満足している。
これから4枚、聴くのが楽しみだ。