[CAFÉ BLEU STYLE ARCHIVES] 2002年に書いた記事です
CD買出しの時によく立ち寄るCDショップ(大宮)が閉店になる事を知った。
今日ふらっと立ち寄ったら、店内がただならぬ雰囲気になっていて、それが閉店セールだった事で知った訳だけど。あさって(8/2)で終わりだそうです。
その閉店セール。
発売後1年以上たったCDは30~50%オフ、という事で。
中古品ならともかく、新品がここまで値引きされる機会はほとんどないから、何かいいものはないかと早速発掘作業に入ったわけだね。
ただし、モノによっては値引き対象ではないものもあって、僕が欲しいのはそのパターンなのが多かった。
そもそも、このお店、もとから品揃えあまり良くなかったからね。閉店セールも7月中旬からやっていたようで、めぼしい所は売れちゃったりもしたのだろう(その割には在庫数はまだあったなあ)。
という訳で、すげー掘り出しものはなかったけれど。
デヴィッド・ボウイの『ロジャー』を30%オフで捕獲したくらいかな。ボウイのだったら次は『ロウ』や『スケアリー・モンスターズ』を買う予定だったんだけれども、これもいずれは買うつもりでいたからね。どうせ買うのなら、安く出会った今でしょう、という事で。
あとはスーパーグラスのシングル『サン・ヒッツ・ザ・スカイ』かな。こっちは50%オフだったので、700円くらいだったし。迷ったんだけれど、もう廃盤ぽかったし、一応ゲット。
他にも、興味あるものはそれなりにあったけれど、いくら少し安くなってるとは言え、購入する予定なかったものまでパカパカ買ってたらマズイ。だいたいお金ないんだし。
CDはそんなところだったのだけれど、なんと言っても収穫は、ビーチ・ボーイズのDVD『エンドレス・ハーモニー』だね。
実は、今日はこれを買いに行ったのだった。これ、バカ高くてさあ。5800円もするのよ。でも観たいからしょうがねえかあと買いに言ったら、思わぬ所で20%オフ(DVDは発売後半年以上のものが20%オフ)で手に入ったからね。これは助かった。マジでグッド・タイミング!と思わず叫んでしまったさ。
なかなかいい買い物ができたと満足のこのお店、よく立ち寄るとは言っても、実はあまり買った事はなかった(笑)。
メインの店では品切れだった時に、このお店にあれば買う、って感じだった。いわば、3~4番手のお店。
でも、買い物の際には必ず覗いてたからね。長い事通えば、その店なりの愛着がわく、というもの。閉店というのはやっぱり寂しい。
それにしても、初めて【動くビーチ・ボーイズ】を観て感動!!
厳密に言うと、まるっきり初めてって訳じゃないんだけど。何年か前にNHKでなんかのライヴを流してたの観たのを憶えてるんだけどね。
でもその時は今みたくハマッてた訳じゃないし、当然どれが誰だかもわからずで、何の曲やったかも憶えてない。
ただ、何人かのおじさんが出てて、「へ~、これがビーチ・ボーイズなんかあ。でもすっかり懐メロバンドって感じなのかな?」と、感じた事だけは憶えてる。たしか「なんとなく」ビデオに録ったような気がする。
でも、その程度の印象だったから「将来聴きこむ事もないだろう」と判断、さっさと消しちゃったような記憶が。今思い出せば、なんてもったいない事を...と、自分の判断が悔やまれるのだが。
まあ仕方ない、って訳で、先日購入のDVD『エンドレス・ハーモニー』を観たのだ。そして素直に感動。幸せな約2時間でした。
メンバー紹介から入る「リトル・デュース・クーペ」がすごくカッコ良かったし、消防ヘルメットをかぶりながら颯爽と指示を出すブライアンの勇姿(ヤバイんだけど、なんか凄い。僕にとってはこの場面が何より楽しみだった)も観れたし、いろんな映像が観れて、ホント良かった。
バンドの長い歴史を考えると、2時間弱ではやはり駆け足気味に感じてしまうのは残念だったけど、初心者の僕には丁度良かったか。
この作品、長年のファンにとっても貴重な映像満載で喜ばれたと言うから、全てが貴重映像に思える僕は文句なんか言っちゃいけないかと。
廃盤になってる『アン・アメリカン・バンド』も観たいなあ。
しかし、これだけ好きになってから【動く姿】を観ると、感動するもんだなあ。観る前のワクワク感も凄かったし。
ビートルズの『コンプリート・ザ・ビートルズ』やBOØWYの『CASE OF BOØWY』を観た時を思い出した。
曲聴いてすごく好きになって、アルバム集めて、かなりファンになってから、初めて【動く姿】を観る時のワクワク・ドキドキ。うーん、いいものだ。
昔は、それほど映像は手軽に観る機会がなかったから、こういう状態が多かったんだよなあ。
でも今は、好きになる前から【動く姿】を目にしちゃってたりするからね。または、【動く姿】を観て好きになってく場合とか。
まあ、それはそれでいいんだけどさ。でも、こういう感動、最近忘れてた。うん、いいねえ。
その後、Viewsicで放送されたビーチ・ボーイズ特集。
「サーフィンU.S.A.」~「ダンス・ダンス・ダンス」の4曲は、『エンドレス・ハーモニー』に収録された「アイ・ゲット・アラウンド」と同じ(スタジオ?)ライヴの映像。
「アイ・ゲット・アラウンド」も、同じ映像とは言え、ダイジェスト的な『エンドレス・ハーモニー』とは違って完奏されているので満足。スティックを落とすデニスの姿も観れたし。
「サーフィンU.S.A」は後ろで水着のお姉ちゃんが踊ってた。
「ダンス・ダンス・ダンス」はものすごくパワフルな演奏で良かった。
ただ、「リトル・デュース・クーペ」のみ、映像処理してあって、カーレースの映像に、ライヴの映像をダブらせるという形(音源もスタジオ盤)。
でも、ブライアンが演奏してる映像を選んで放送してくれたってのが嬉しかったなあ。
CMを挟んで「素敵じゃないか」は、浜辺ではしゃぐ若者映像で、ビーチ・ボーイズちっとも写らず。なんじゃこれは。公式なPVなのだろうか。
この後のPVも全部このパターンだったら怒るぞ...と思ったが、続く「スループ・ジョン・B」は、肩肘ついてペンを持つブライアンの写真からスタート。音源はスタジオ盤。基本的にイギリス公演時の様子を編集したものらしい。その時の空港などでのフィーバーぶり、ドライヴするメンバーの様子、ライヴ映像もあり、後半は、ステージに上がってきた客に抱きつかれまくり、困惑するメンバーの姿も(マイクは嬉しそう)。その合間にブライアンの写真がさりげなく挿入されてたり、というPVだった。
そして「グッド・ヴァイブレーション」(背景が万華鏡みたいになるやつ)と「英雄と悪漢」(ライヴ)は、『エンドレス・ハーモニー』に収録されてたものと同じ映像。
以上の8曲のオンエア。
貴重な映像は特になかったのだろうとは思うけど(初心者なので全くわからず)、『エンドレス・ハーモニー』で部分的に観た事あるものでも、どれもフル・ヴァージョンでのオンエアだったので嬉しかった。
前半のライヴ映像は、なんのライヴだったのだろう。DVDで出ている『ライヴ1964』とは違うみたいだし、市販されているものではないのかな?
まあ、とにかく、BB映像に慣れてない僕にとってはどれもが刺激的。
ブライアンの「ユア・イマジネーション」をいれても、BB関連のオンエア時間は1時間番組の半分にも満たなかったけど、なかなか満足できた。
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